情報セキュリティスペシャリストに受かった勉強の仕方を再度まとめてみる

今更ながら、そういえば書いてなかったなーと思うので書きます。

タイトルに書いたはいいものの、
実際のところは過去と大して変わっていません。
情報処理安全確保支援士も多分同様で行けるはず。

過去にまとめたもの
yu-log.hatenablog.com

使用したもの

自分は実のところメインはポケットスタディでした。

ただ、使ってみての感想ですが、
いきなりこれで対策を始めるのは微妙かもしれません。

理由としては、ITの知見がある程度あることが半ば前提となっているからです。
既にある程度内容を知っていて、固めるのに使うにはちょうどいいと思います。

基礎がまだ微妙なら、この辺をまずは一読するといいと思います。

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2017年版

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2017年版

度の本でもそうですが、わからないものを一字一句全て理解するのは難しいので、
一度まずは読み終えて、繰り返し読むといいかなと。

まずは全体を把握

上記の内容とちょっとかぶりますが、
まずは全体をさらっていきます。
ある程度どんな分野があるのか、
どんな用語・概念があるのかを把握します。

午前対策

午前1がある場合は午前1も。
ない場合は午前2のみ対策します。

基本も応用も飛ばしていきなり情報セキュリティスペシャリストを受けるのは少数派だろう、
と勝手に思っているので、
そこである程度対策をしているのならば午前1についてはひたすら過去問演習で十分です。
問題は応用情報技術者と共通(だったはず)なので、下記なんかを使うといいかなと。

www.ap-siken.com

午前1は完璧にしようとするととても大変なので、
できれば免除にして臨むのが望ましいです。
もっとも完璧にする必要はなく、合格点を取れれば十分なので、
一緒にやる場合でもここに時間をかけすぎないよう。
過去問と類似問が大半なので、
ここに関してはあまりわからなくてもとりあえず解けるようにする、でも最悪いいと思います。

午前2についても、詰め込んだ知識を元にひたすら過去問演習で完璧になるぐらいやりましょう。

www.sc-siken.com

過去問道場で何年分かやってみるといいと思います。

午前2については完璧になるぐらいにやりましょう。
解説を読み込んで意味もきっちり理解しましょう。

似たような問題が出るのが基本ですが、聞き方を微妙に変えてきたりすることもないわけじゃないので、解説もきちんと理解するといいかと思います。

午前2が突破できないようではどのみち午後の問題を解くのには力不足だと思うので、
ここはきっちり合格点取れるようにするといいかなと思います。
ただし、午前2の対策が終わった段階で午後の対策が行える十分な時間が残るように計画しましょう。
午後の対策が不十分で臨むのは博打に近いです。

午後

とにかくまずは過去問です。
何年分もときましょう。
問題と解答は公開されていますが、
解説はないので過去問は本を買ったほうがいいと思います。

直近1回文ですが解説が詳しいこちらと

絶対わかるセスペ28春 2016年秋版

絶対わかるセスペ28春 2016年秋版

お決まりのこの辺りでしょうか。

某所では賛否両論ありますが、個人的にはポケットスタディの速効サプリは割とオススメします。

情報処理技術者試験にはIPA特有のクセのある答え方や問題の聞き方があり、
それをまとめたものが入っています。
試験の対策としてはそこに慣れることは大いに意味があると思います。
ただし、内容の理解が不十分な状態でやっても効果は微妙だと思うので、
少なくとも午前2が苦もなく合格点に達する(過去問は完璧)レベルになっている必要があるかとは思います。

過去問を解いてみてから読んでみるのもいいかもしれません。
過去問の内容から抜粋している部分もあるので、先に読むと過去問対策としての効果はなんとも言えませんね。

気をつけたこと

午前の試験はとにかく過去問演習で叩き込みました。

午後については実際のところ不十分だったかなと感じているのですが、
それでも意識したことは「設問において何を聞かれているのか」をきっちり確認することでした。

当たり前ですが、設問に対応する回答になっていなければ正解にはならないと思います。
その設問で問いたいことは何なのか。
知識を問う問題も中にはありますが、
午前2対策で過去問を完璧にして周辺知識も入れていれば、
知識問は大半が答えられるはずです。

問題文に書いてある内容や情報を読み取って答える問題も多く、
そういう問題は特に正確に答えたいですね。

あと、「〜なのはなぜか」に対しては「〜だから。」「〜のため。」と回答する、とか。
国語の試験みたいですが、あたり前のことですね。
情報セキュリティスペシャリストは国語の試験、と揶揄されることもありますが、
それぐらい問題文に書いてあることをきっちり読むことは重要です。

その他

情報セキュリティスペシャリスト(情報処理安全確保支援士)に限りませんが、
情報処理技術者試験は受けるつもりがあるなら申込開始になってからすぐ申込ましょう。
経験上ですが、ギリギリになって申し込むと大体変なところにある会場に行かされます。
過去に応用情報技術者を受けたときに、試しに受けるかと思って1回申込んだときには家から結構行きづらいところに行かされました。

情報セキュリティスペシャリストについては2回とも申込受付開始後数日以内に申込んだんですが、2回とも家から近いところになりました。
おかげで朝ゆっくり出来て助かった部分もあります。
試験会場がそもそも少ない地域だとそうも行かないかもしれませんが…。
※追記
2017年春は1/12(金)〜申し込み開始なので、ちょうどもう始まってますねw
特に意図して合わせたわけではないのですが…。
受けるかもしれないなら申込みはお早めに。

また、お昼ごはんや飲み物はあらかじめ買っておきましょう。
応用情報技術者までの試験と違い、高度試験は午前は試験中の退室が原則できません。
そのため早く終わったとしても早めに退出してお昼ごはんを食べに行く、ということができません。
午前の試験が終わった1時間後にはもう午後の試験が開始となりますが、
実際には試験開始の10〜20分前には席にいたほうがいいと思います。

そうすると、40分ぐらいしかありませんね。
その間に外に出て何か食べて戻ってくるとなると、
下手なところに食べに行くと間に合わなくなる可能性があります。
自分が1回思ったより時間がかかって焦ったので、その教訓です。

どこかお店に行くとして、移動に5〜10分だとすると往復に10〜20分、メニュー選びに5分かけて、5分でメニューが出てくるとすると、これだけで30分。20分前に戻るには10分で食べなければいけませんね。仮に待ったりするともっと時間がかかります。

試験当日にそんな綱渡りをすることはありません。
あらかじめコンビニなどで食べられるものを買っておきましょう。
何も食べないと脳みそ働かなくなると思うのでご飯を抜くのはおすすめできないです。
おにぎりでもサンドイッチでもカロリーメイトでもなんでもいいと思います。

先に買っておけば試験会場で食べながら午後の直前対策の復習(悪あがきともいう)も行えますしね。
それに、午前の問題でよくわからなかったところを見ておくと、午後に生きる場合があります。

試験にあたっては鉛筆またはシャープペンシルと消しゴムを必ず用意しましょう。
何を当たり前のことを、と思うかもしれませんが、個人的には午前用・午後用を分けることをオススメします。
鉛筆の場合は何本かセットで新品を買っておけばいいだけですが、シャープペンシルだとこんなのもあります。

細い芯のシャープペンシルマークシートはやりづらい、と思う方がいると思いますが、それでもシャープペンシルを使いたいならこれは本気でオススメします。
大学受験のときにも使いましたがなかなか良かったですよ。

あと、試験の結果のエントリにも書きましたが、
午後で漢字がわからなかったらひらがなにしてもさほど問題はないようです。
漢字に自信がなかったらひらがなをオススメしますが、
きちんと漢字が書けると文字数が減らせるので書けるならちゃんと書きましょう。
でも自分みたいに「秘密」とか「偽装」をど忘れしてひらがなにしても合格するんです。
間違えた漢字を書くよりはマシかなと思います。
(採点者によって変わるのかもしれませんが、採点方法が公表されてないため不明)

その他が一番長くなってしまった気がするけど気にしないw

今後

情報処理安全確保支援士の申込を行おうとしてるんですが、
書類揃えるのが地味にめんどくさい…。
初回の登録申請が2017年1月31日(火)消印有効までなので、
早いうちに書類を揃えて提出する予定です。
提出し終わったら登録方法をまとめて書こうかなと。

コメントを残す