多重下請けは悲しみしか産まない


記者の眼 – 「多重下請けは本当に必要悪なのか」から1年、見えてきた新SIモデル:ITpro

1年ぐらい前は時間もあったのでよくITProのページを見ていました。
その時に自分の置かれている状況もありとても印象に残った記事があったのですが、
これはその続きになりますかね。

記事内にもありますが、これがその印象に残った記事です。
  
記者の眼 – 多重下請けは本当に必要悪なのか──ポジティブな改善策を考えてみる:ITpro

働き方について考えるようになったのはこの記事を見たあたりからですかねえ。

大手ITベンダーが案件を一括請負して、下請けに投げるという構造は、
完全に労働集約型なので、単に決まった仕様にしたがってコードを書くとか、
決まった作業をするとかそういうのならともかく、
知識をもとに価値を想像するエンジニアの働き方にはマッチしないと思っています。

散々言われているように、
同じ仕事をしているのに何次請けであるかによって、
その人に払われる賃金が変わるのはおかしいですね。

伝統的SIのビジネスモデル、特にITベンダーにシステムの完成義務を求める一括請負モデルにはもう一つ、構造的な弱点がある。共通のゴールへ手を取り合うはずのユーザー企業とITベンダーを、時に激しく対立させてしまうことだ。

そもそもシステムはユーザ側が十分に要件定義に責任を負わなきゃいけないと思うのですが、そこのところが蔑ろになりがちな気もします。
ただ、だからといってユーザに過度の負担を強いるのも現実的じゃない。
記事内には新しいビジネスモデルがいくつか書いてありますけど、
こういうのが主体になっていくといいなあと思います。

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