転職市場だと、転職回数が多い人って基本的に敬遠されますよね。
すぐ辞められると困るから、という理由はもっともだと思います。
転職回数が多いと
「計画性がない」
「嫌なことがあるとすぐ辞める」
などなど、マイナスの印象を与えることも多いとか。
そもそも求人に「転職回数○回以下の方」とか書いてるものもありますね。
個人的な意見もありますが、それを踏まえてこのへんが参考になりました。
『転職回数が多いのはなぜ?』|転職ならジョブチェン!
採用する側にも事情がある!?転職回数が多いのはやっぱり不利なの? – NAVER まとめ
転職の回数それ自体ではなく、なぜ転職したか
求人の条件に転職回数を入れちゃうのは個人的にはナンセンスだと思いますね…。
もちろん、本当に無計画だったり、我慢できずにに何度も転職しちゃう人もいます。
でも「転職すること自体」を悪印象に捉えるのは間違っていると思います。
ちゃんと自分の能力を客観的に見て、
自分に必要なものを求めて転職を重ねている人はちゃんといます。
そういう人はもはや一つの会社に納めておけるような能力ではないのかもしれません。
それを初めから除外してしまうのは実にもったいないというか。
日本人は生え抜きが好き
お米の話ではないですよ!
こちらに自分が考えていたこととほぼ同様のことが書いてありました。
日本人は「生え抜き」が好きなのだ。
国民性もあると思います。
仕組みをきっちりと作って、その中で効率的に動くことをよしとされる。
そこから逸れることをしようとすると、たとえそれがよりよいことであっても、
白い目で見られる、というのは日本ではよくあることのように思えます。
出る杭を打つ文化。
それでよかった部分はあると思いますけど、今後それだけでいいとは思わないです。
解雇規制が強い日本の会社は、中途採用には慎重である。そして、年功序列的な考え方、すなわち永年会社に貢献した人が出世する、という構図になっている。
したがって、支配的な価値観は、「長く勤める人=価値が高い」である。
何だかんだで、昔からあるところほどそういった考え方が根底に残っていると思います。
意識しようにも、周りがみんな同じだと気づくのも難しい。
仕組み上長期労働者を優遇する構造になっているから、
転職回数が多い人の評価を下げることになっているんだと思います。
ただ、それは仕組みの問題であって、
転職回数は本質的に採用する相手の能力を必ずしも表していないので、
そこでのフィルタリングは前述の通りナンセンスだと思います。
逆に考えるなら、
意図を持って転職している方々は、
そういうフィルタをかけるような企業は転職回数を重要視しているということがわかるので、
予め避けることにもなるかもしれません。
それよりも、マッチングしないことによる機会損失のほうが大きそうな気はしますけど。
流動性が上がれば考え方も変わる?
仮定の話ですが、雇用の流動性がもっと増せば転職回数なんて問題にされなくなると思います。
重要なのはどこで何をしてきたかで、転職はその結果だと思いますので。
現実問題として、会社の方としては同じ人に長くいて欲しい、
というのはそのとおりだと思うのですけれど。
会社とかそこにいる人とかとはどうしても相性がありますし、
それが合わなかったら職場を変えるのは取るべき手段の一つだと思っています。
今はそれが不当にマイナスに評価されているという状態だと思うので、
せめて転職すること自体がマイナスにならないといいなと思います。
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