初めて確定申告を自分で済ませてきた

厳密に言うと、税理士さんに協力してもらった形ではありますが、
申告自体は自力で完了させました。
なお、今回は白色申告です。

確定申告の仕方なんて誰も教えてくれなかった

さて、フリーランスになって初めて自分で確定申告をするとなって思ったことは、
「何すればいいんだろう…」
でした。
普通に就職してサラリーマンやってたら、
確定申告の仕方なんて誰も教えてくれませんよね。

領収書やレシートはなるべく集めた方がいい、
とか
医療費の明細、薬の購入費用がわかるものなどは必ずとっておく、
とか
保険の
色々聞いてやってきたものの、結局それぞれどのように使うかわからなかったんですよね。
俺の場合は去年の途中でフリーランスになったので、
源泉徴収票と、それとは別に支払調書を(ありがたいことに)頂いたりとか。

でも、自分で実際に(もちろんかなり質問しながら)やってみることによって、
どれを何に使うのか、というのが大分見えました。

ここではそんなに詳細は書きません(書けません)が、
概ねイメージは下記の感じです。

売上がわかるものを用意する

フリーランスエンジニアであれば、エージェントから支払調書などもらっていればそれが使えます。
なければ計算する必要があります。

経費がわかるものを用意する

これは原則として領収書になります。
ただし、領収書は提出するわけではありません
だからといって適当にやっていいわけではなく、
何かあった時にあとで説明の根拠に出来るようにとっておく必要があります。
領収書の場合は原則として5年の保存らしいですが、
他の書類も絡めると5年だったり7年だったり紛らわしいので、
兎にも角にも7年間は確認できる状態にしておくといい、と理解しました。
問題は何が経費にできるか、というところですが、
例えば打ち合わせをカフェとかでやった場合は、コーヒー代は雑費とかにできるようです。
何処かに通勤したり、仕事のために移動した場合は交通費はもちろん経費になるはず。
その他、仕事に個人端末を使用して通信したりした場合はそのうちの何割かが経費にできるそうな。
このあたりは働き方や職業等々によっても違うと思うので、
色々調べたり、聞いてみたりしたほうがいいかなと思います。

基本的には売上-経費が所得になりますが、様々なものでそこからさらに控除の対象になるものがあります。
なお、これ以外にも株や不動産etcで他に収入がある場合はそちらもここに含めます。
ものによってどう含めるかは多分色々違うはずですがここでは割愛します。

控除額がわかるものを用意する

これは凄く重要です。
全部はわからないので主だったもの(というか、自分が関係あったもの)を書きます。
詳しくは調べればまとまっているはずなのでそちらを。
ここ とか。
ここでの書類は提出が必要と考えておいていいかなと思います。
確定申告会場で行う場合は、
一部の書類は職員にその場で確認してもらって書類自体は手元に残る、て感じなのかな?  
医療費の明細については基本的に提出みたいですね。

  • 医療費控除
    病院への通院や、治療のための薬の購入費用、
    あとは通院のために公共交通機関に支払った交通費もこちらに含められるようです。
    ただし、予防のためのもの(予防接種など)や健康診断などの費用は含められないそうです。
    あとは、保険会社から保険金がおりていたりすると、その分をこの額からマイナスされます。
    控除額が下がるのはつらいですが、きちんと申告しましょう。
    医療費に含められる、られない、は感覚だとわかりづらいのできちんと調べるなり相談するのがいいと思います。

  • 社会保険料控除
    雑多になりそうなので詳しくはこことか を見るといいと思います。

主なところは国民健康保険国民年金の支払です。
年の後半のどこかで控除に必要な書類が送られてくるはずなので、
なくさないようにとっておきましょう。
確定申告の寸前になってから手元に見当たらないなんてことになると面倒なことになります(戒め)
※年金の支払い分の控除の書類については、各所にある年金事務所に直接行けば、
即日再発行してもらえると思います。(してもらった。)

  • 生命保険料控除、地震保険料控除
    性格的に似てるので何となくまとめます。
    これらの保険に加入してる場合、大体10月ぐらいに控除の証明に必要な書類が来るので、
    それもなくさないようにとっておきましょう。

  • その他の控除
    寄付金控除、小規模企業共済等掛金控除(iDeCoなど)、
    扶養者控除、住宅ローン控除などなど、
    他にも控除になるものがあるので、
    先に調べておくといいかなと思います。

これらを色々入力して最終的に課税所得が確定し、
払いすぎていれば還付され、そうでなければ納付額がわかります。

クラウド会計ソフトを使う

さて、経費のところに長々と書いてしまいましたが、
正直そこが一番大変なところです。
そこで便利なのがクラウド会計ソフトです。
銀行口座のオンラインバンキングや、
クレジットカード(不可能なところもあり)、
Amazon楽天、Yahooショッピングなどなど、
その他にも様々なものと連携してデータをまとめることができ、
それを元に仕訳することができます。

まとめて行うとけっこう大変なのでせめて月一ぐらいでやる必要がありますが、
手でやるよりも確実に、
しかも楽に行うことができます。
あとは仕事に使うための口座とクレジットカードを分けておいたりするととても楽なのですが、
私物と備品をまとめて買ったりとかすることもあったり、
例えば上述した通信費などはそのうちの何割かを経費にしたり、
などということもあるので、
連携できるものは極力連携しておいてあとで仕訳する、がいいと思います。

クラウド会計サービスとしては、MFクラウドとfreeeが有名かなと思います。
弥生もクラウド会計を提供し始めていたので、
自分に合ったものをつかうとよいかなと思いますね。

弥生に関しては触ったことないのでよくわかりませんが、
元々弥生会計を使っていた人はそっちを使ったほうがわかりやすいんですかね。
よく言われるのは、freeeが会計の知識を意識しないで使える、
MFクラウドは少し知識が必要なものの細やかに対応できる、
みたいな感じですが、日々サービスは進化していくので、
それ次第かなと思います。
あと、サービスによって対応している連携先、していない連携先があるので、
そこを見て決めてもいいと思います。

個人的にはフリーになる前からずっとマネーフォワードを使って銀行口座やクレジットカードを管理してたので、
馴染み深いMFクラウドにしました。
ただ、28年度分は知らなかったせいで全然まともに使えなかったので、
29年度はきっちり使っていきたいです。





コメントを残す