SE・ITエンジニア必読のスキルアップ情報誌|日経SYSTEMS
3月号も中々参考になることがたくさん書いてありました。
個人的には全部について言及したいとこですが、時間がいくらあっても足りないので抜粋しますw
- リーダーのふるまい方について
- Dockerの活用事例について
- DevOpsについて
- その他
リーダーのふるまい方について
2015年問題でエンジニアが不足することが想定されるにあたり、
どうやって経験の浅いエンジニアを育てながらプロジェクトを回していくか、
について色んなことが書いてあります。
大まかには
- タスクを減らす
- メンバーを早く育てる
- 時間ロスの芽を摘む
- クラウドソーシングを使う
というアプローチでした。
それにあたり、まずPMとしての能力、
タスクの漏れがないか、役割が明確か、
などWBSをきちんと作れているか、
メールを埋もれさせないための工夫、
課題に対する判断軸の設定などをして効率的に動けるようにする、
というところが書いてあります。
1つ目のタスクを減らすというところでは、
自分たち以外のチームに担当してもらったほうが早く終わるものを任せたり、
案件の状況によってリスクマネジメントを厳格*1に行うのではなく、
各メンバーが気づいたことを毎日簡単に共有することで、
リスクマネジメントの負荷を減らすなどの手法がありました。
2つ目では、経験の浅いメンバーを主担当者に置き、フォローする形にすることにより、
業務を理解させて習熟度を高めるというもの。
これだけ書くと普通のことのように見えますが、
利用部門の了解を得て、かつ若手の失敗を早い段階であえてさせておくことによって、
その後の成長を促すというものでした。
3つ目では、報告の内容に対する注意事項があった。
対策案のない現状報告(課題があるが対策案が出ていない)、
曖昧な表現の混入(ほぼ完了、など)、
基準の変更(期日の変更など)、
判断の先送り、
伝聞の報告、
にちては、注意して聞き出す必要があるとのこと。
「ほぼ完了…」はよくやってしまっていて、それが予定のずれにつながっていたことがあったので、
これは自分でも反省…。
その他にも、手戻りを防ぐための確認の仕方が書いてあります。
4つ目はそのまんま、クラウドソーシングの活用の仕方について書いてありました。
クラウドソーシングの発注側としてどういうやり方、スタンスで発注すればよいか、
というあたりがまとめてあります。
これは中々興味深かったです。
Dockerの活用事例について
ここではDockerの貴重な活用事例がいくつも載っていました、
- 開発環境での活用
- 本番環境の一部に利用
- 本番環境の全体に利用
の3つのケースが有ります。
1つ目はよくある、ビルドにつかったり、環境をパッケージ化して配布して揃える、
という活用事例です。
2つ目は本番環境の一部で活用している例が書いてあります。
再実行によりトラブルを回避できる処理などに限って使うという例です。
3つ目は本番環境の全体に利用している例。
これが一番興味深かったです。
書いてあるのはウォンテッドリーさんとドワンゴさんのケース。
DockerベースのシステムのホストOSにCoreOSを採用したというのも中々興味深かったです。
結局のところ、ホストOSがDocker専用で余計な機能を持たせない、
というのが一番ラクなようです。
DevOpsについて
過去にも日経システムズではDevOpsの特集がありましたが、
今回は巻末の方にツールの面から、どのようにツールを導入していったらいいか、
について記載があります。
まとまっていてとてもイメージしやすいです。
その他
たくさんありますが、ビッグデータ基盤とか、
プロジェクトの成功基準とは何か、という話とか、
iBeaconの話とか、
あとは前述のリーダー像についての話と絡んでいた「プロマネ檜山の奮闘録」とか、
面白いところが多数ありました。
毎号毎号、トレンドをなんとなく追うにはちょうどいい内容でありがたいです。
*1:多様な観点を網羅したチェックリストを毎回用いる、など
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