LPIC 300に合格した

タイトルの通りで、8月の終わりにLPICの300を受けて、合格してきました。
LPIC-3 Enterprise Mixed Environment

8月に受けたのは、ちょうど今年の8月30日がLPIC2の有意性の期限(※)が切れる日で、せっかくだからそれまでにLevel3のどれかを合格しようと思っていました。
※試験合格の事実は消えないものの、各レベルの認定は有効期限として5年間となっていて、延長のためには再度合格するか上位のレベルを合格する必要がある。
結果としてギリギリになってしまい、前日の29日に受けて合格しました。
対策を始めたのが4日前とかだったんでギリギリですw
5年ほど前ですが、前回Level2に認定されたときのことも書いています
https://yu-suzu.site/entry/2015/09/01/073000

LPIC 300とは

詳細はLPI日本支部公式にて。
LPIC-3試験300:混合環境

聞かれるのは主に
– OpenLDAPについて
– Sambaについて(3以前のものから4まで聞かれます)
– それらを使ったLinuxとWindowsが混在した環境の管理について
– 最初は何が「Mixed」なんだろうと思ってたけどここの部分ですね

でした。
一応は記載のとおりです。
OpenLDAPの設定やコマンド、Sambaの設定やコマンドをユースケースに沿って覚えるのが対策になります。

どうやって対策したか

いつもどおりですが、本を読んだ上で問題集サイトで詰める、です。

今回はまず概要を掴むのにあずき本を使いました
(結果的にこれは失敗だったと思っています。)

その後は問題集サイトで頑張って詰めました。
使ったのは主に下記2つです。

学易は、問題ボリュームは少ないものの必要な要素をいい具合に網羅していて、非常に完成度が高いです。
正直一切対策しないで学易丸暗記でも行けるんじゃないかと思うほど。
ping-tはそれに比べると冗長な感じに問題数が多く、同じ項目の別の設定を問うなど複数の聞かれ方の問題を見ることになるので、腰を据えて知識定着させるならこちらがいいでしょう。
費用対効果は学易はかなりよかったです。

あずき本は失敗だったと書いたのは、書いてある内容が対して濃くない上に、章末の問題では章中に出てこないオプション等を平然と聞いてくるのでやっても混乱しただけだったからです。おすすめしません。
とはいえ、あとは黒本くらいしかないのでどちらがいいかというとわかりません。
あくまで300の場合の話なので他に関してはどうかはわかりませんが。

結果

こんな感じで、思ったよりだいぶできてました。
点数は単純に問題数で決まるわけではなさそうです。
試験日までにわずかしか時間がなくて自身がなかったんですが、Level3はそれよりも下のレベルと比べると出題範囲が狭く問われる範囲も狭いから何とかなった部分はあります。
学易で効率的に学べたのはとても良かったです。

LPIC300の結果

なぜLinucじゃなくてLPICなのか

もともとLPICだけだったものがLPICとLinucに分かれた経緯はこの辺がわかりやすいです。
Linux認定資格をめぐる主導権争いのまとめ | LPI-Japan vs. LPI日本支部

単純にこの経緯が微妙だったというのと、Linucは国内ローカルの資格なのに対しLPICは腐っても国際資格なので。
あと、結局問題が多少変わっても範囲が対して変わらないし、結局基本的には大差ないのでそれなら国際資格のほうがいいかなと。

感想

正直、大半がOpenLDAPとSambaについて聞かれるだけの試験でした…。
一度はやっといてもいいかなと思いますが、一度やれば十分ですね。
次に有意性の期限が切れる時に再受験することは恐らくないと思います。
その時はLevel3の別のやつを受けます。

今後

今年中にAWSのセキュリティを受けたいですね。
あと、最近AtCoderを頑張ってるのでそちらを勉強したいです。