AWSの新機能が続々発表

アメリカでre:inventを開催しているようですが、
それに合わせたのか色んな新機能が
一気に発表されたみたいですね。
※re:Inventについては、
 参加した方がまとめてくれてるみたいです。
AWS re:Invent breakout session 1日目 – すずけんメモ

AWSのブログはこちら

Amazon Web Services ブログ

上記を読めばわかるといえばわかるのですが、
どんなことができるようになるかメモ代わりに書いておこうと思います。
AWSブログは英語のブログを日本語化してるので、
日本語としてはちょっと読みづらい部分がどうしても…。*1

まだTokyo Regionでは使えない機能が
ほとんどみたいですが、今後に期待。

自分自身が未熟なため、
書いてある内容は間違っている可能性が多分にあるので、
そのような場合はご指摘いただけると助かります。

AWS Key Management Service(KMS)

この新しいフルマネージドなAWS Key Management Service(KMS)は暗号化キーのシームレスで集中化された管理を提供するように作られています。

AWSブログから抜粋。以下、引用は全てAWSブログ

んんん?なんのこっちゃ?
見た感じ、S3、EBS、RDS、Redshiftのアクセスキーを
管理するサービスってことでいいのかな。

と、見てみた感じ、逆にここで作成した鍵を使って、
S3、EBS、RDS、Redshiftへの暗号化アクセスを
設定できるって感じだろうか。

IAMとの違いは、
IAMはAPI単位での権限設定をしたユーザが作成できるのに対し、
KMSはユーザではなくて上記サービスに対する暗号キーを作成できる
というイメージか。
というわけで、ぱっと見IAMとどう違うのか、と思いましたが、
サービス内容を見ると全く異なりますね。

お客様は一つの鍵のバージョンにつき月々$1で鍵の生成と利用、管理を行うことが可能です。サービスに対するAPIリクエストは10000リクエストにつき$0.03になっています。一月あたり20000リクエストの無料枠を用意しています。

とのことなので、無料ではないようですが、
CloudTrailでキーを使ったアクセスを追えたりするようなので、
何かあった時のトレースが楽になるかもしれません。

AWS Service Catalog

これは近日公開らしい。
前書きを見てもどういうサービスかよくわからないなあ。
一応、詳細はサービスがリリースされたらまた出るみたいです。

ようするに、管理者はサービスカタログ内にポートフォリオを作成し、プロダクトをアップロードし、プロパティとパーミッションを設定します。ユーザはパーソナライズされたポータルを通じて、必要に応じたプロダクトを見つけてそれをローンチします。

うーん、まだざっくりとしかわかりませんが、
CloudFormationを使って、
各ユーザが使いたいサーバの組み合わせを、
画面上やAPIで簡単に管理できるようにするサービス、
といったとこですかね。
サービスがリリースされて、
うまく導入できると、管理が一気に楽になるかも?

AWS Config

こちらはまだTokyoでは使えないみたいです。

これは見た感じ、
AWSの各サービス上の変更の検知を容易にするためのサービスだろうか。
Cloudwatchと違って、
リソースではなくてアクションの検知っぽいイメージか。
パートナーサポート

AWS Partner Network (APN)の皆様は、お客様の様々なユースケースに対応できるよう、AWS Configを利用した製品を提供しています。

Configパートナーは以下のとおりです。

2nd Watch
CloudCheckr
CloudNexa
Evident.IO
Red Hat Cloud Forms
RedSeal Networks
Splunk

このへんのサービスと連携できるとかなんとか。
監視ツールもそのうち面倒な設定が何もいらなくなるかもですね。

Amazon Aurora

これはRDSで利用できる、MySQL互換DBだそうです。
説明を見る限りだと

  • 容量の自動拡張(10GBから64TBまで)
  • Multi-AZ構成で、並列処理
  • S3への高速かつ影響のないバックアップ?

これ、本当にその通りならめちゃくちゃすごいのでは!
とても残念なことに、まだ日本ではリリースされていないようですが、
日本でリリースされたら、
RDSを利用したDBの管理コストが一気に下がるかもしれません。
RDSなので、まあお値段はきっとそれなりだと思いますが…。

MySQLからのマイグレーションも簡単にできる、とのこと。
お値段次第ですが、大規模なサービスなら大きなメリットがありそうです。

CodeDeploy,CodeCommit,CodePipeline

見た感じ、もろにDevOps推進ツールですね。
今までAWSとしてはあまり提供してなかった、
ソースのデプロイ、管理、リリース管理のためのツールのようです。

CodeDeploy

Capistranoみたいなことをしてくれるのかな?(適当)
どうやらアプリケーションのバージョン管理や、
EC2への展開をAWS上で行えるようです。

CodeDeployはChefやPuppetと一緒に利用することもできます。また、EclipseVisual Studioプラグインとしても利用できますので、今までどおりの開発フローの中に組み込んで利用することができます。

とのことらしいので、
使いたい場合でも現在のプロセスを大きく買えなくても済むかも?
AWSでサーバを構築してるなら、
AWSでこの辺を完結させることもできるようになるかもしれません。

CodeCommit

これはGitHubやBitBucketのような、
Gitのリポジトリホスティングサービスのようです。
すでにGitHub等を使っている場合は
わざわざ移行するが手間かもしれませんね。
CDNみたいにAWSの各拠点に自動でソースをコピーしたり、
みたいなことをしてくれるとメリットはあるかもしれない。
利用料金はどのくらいになるんだろう?
それによってもメリットが変わってきそう。

CodePipeline

ビルドパイプラインを見えるようにできるツールの模様。
jenkinsの場合ですが、ビルドパイプラインについて参考に。
Jenkinsのビルドパイプラインでテストからデプロイまでを自動化 | HAWSクラウドサービス

CIツールまではないですが、

もちろん、CodePipelineは様々なサードパーティツールと一緒に利用することが可能です。

とのことらしいので、jenkinsとか、
CircleCIとか、各種CIツールとはきっと連携できるんでしょうね。

ここまでやるなら、
そのうちAWS上でCIするツールをリリースするんじゃないだろうか。

その他もろもろ

他にもIAMコンソールがちょっと変わったり、
CloudFrontがアップデートされたり、
Microsoft System Center Virtual Machine Managerから、
EC2を管理できるようにしたり、
RDSのPodtgreSQLLが9.3.5に対応したり、
ElastiCacheのRedisがMulti-AZに対応したり、
CloudWatchでログ監視できる?ようになったり、
DynamoDBで色々情報が出されたり*2
大量に新しい情報が載ってました。
ぶっちゃけまとめるのが面倒になりました。
これで全部じゃない可能性もあるかも?

ちょいちょいサーバが落ちたり、
強制アップデートがかかったり、
時々面倒だなってことはあるけど、
やっぱり継続的にサービスを改善していってもらえるのは本当に助かりますね。

これだけ色々やってるからこそ、
クラウドプラットフォームとして他よりも一歩先をイケてるのかな、
と思いました。

個人で色々試したいけど、
お金のかかるサービスについてはしんどいからどうしようかなあ…。

※こんな殴り書きより、re:inventに行かれている方のまとめのほうが、
 はるかにわかりやすい気がしました。

AWS – re:invent(1日目)の新サービス雑感とか – Qiita

*1:言語が異なると文章構造や書き方の習慣などが異なるので、そのまま訳すとどうしてもわかりづらくなりがちです。まあ、速報性を重視してるんだと思うのでしょうがないと思いますけれど。

*2:DynamoDB使ったことないのであんまりピンときてないのです。ごめんなさい!

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