年齢だけでポジションを与えるのはやめよう

IT人材が高齢化してるそうです。

IT部門の平均年齢が50歳超という企業が続出!――深刻化する「IT人材高齢化」への対処法|経営のためのIT|ダイヤモンド・オンライン

かつてエンジニアの定年は35歳と言われていましたが、
特に最近は全くそんなことはないという風に思います。

 ある金融業のIT部門では、平均年齢がすでに50歳を超えており、業務内容に対して賃金が見合わないことに苦慮している。また、ある製造業の大手企業では、情報システム子会社のベテラン社員が古い技術に固執し、本社IT部門が推進しようとしている新規技術の採用を阻止しようとする動きに困惑しているという。

賃金は一度あげたら簡単に下げられないと思うので、
何となく年齢が上がっただけで上がるような給与体系は、
社員には優しくても会社には優しくないよなあと思います。

賃金に見合わない働きをしていたり、
ましてや足を引っ張るようなことをするのであれば、
それは減給、最悪の場合退職することになっても仕方ないとは思います。
ただ、問題なのはやっぱり日本だと雇用に流動性がなさすぎること。
50を超えて会社を放り出されたら行くところが果たしてあるかどうか。
積極的に何かをリードする立場だったならまだしも、
こういった形で外に出るということは割とネガティブな理由での辞職なので、
非常に厳しいことになるのが予想されます。

何となく、年齢が上がったらマネジメントにシフトしていく傾向があるような気がするのですが、
その結果今現場の開発者が足りてないそうです。
実際、今開発者の求人がかなり増えているように感じます。
明確に件数とかデータを出せたりするわけではないのですが…。

まずは、ベテラン人材のモチベーションについて考えてみよう。ベテラン人材やITスタッフに限ったことではないが、企業組織の中で仕事するうえで一般的に重視されるモチベーションの源泉には、(1)報酬、(2)ポジション(役職)、(3)社内的評価、(4)活躍の場の4点があげられる(図1)。

個人的に、ポジションについてはナンセンスだと思います。
きちんとした報酬をもらっていれば、世間的にも恥ずかしいわけではないのでは。
そもそも、ちゃんと力があれば報酬もポジションもできる、という環境が理想かなと。
現実は必ずしもそうなってないというのが問題なのかもしれませんが。

中々変わらないかもしれないけど、やっぱり流動性を上げて、
それ自体が大きな問題ではない、という状態ができることがベストなのかなと思いました。
そうすれば、ひょっとすると落ち着かないかもしれないけど、
変わること自体が普通になって選択肢も増えるのかなと。
長々続いてきたものを変えるのは難しいけれど、
新しいところほどそれに近い雰囲気のような気がするので、
そのうち変わっていくかもしれませんね。

コメントを残す